日本では一言も発することなく買い物できてしまうのが当たり前。でも、海外ではそうはいきません。それでも買えないことはないけれど、きっとものすごく高い買い物になってしまいます。
例えば、ベトナムやインドなどでは、一般に「定価」というものが存在しません。デパートやスーパーマーケットなど例外もあるけど、ほとんどの店では「言い値」です。売る方も買う方も値引き交渉するのは当たり前だと思っているので、最初の言い値は値引きを前提とした高めの値段になります。これがどの程度高いかというと・・・1.5倍から10倍以上!です。とくに外国人に対しては、何も知らないと思って足元を見てふっかけてくることが多いです。
日本に比べたら安いから・・・ 時間がないから・・・ といって値引き交渉もせずに言い値で買うのだけはやめてほしいものです。たとえあなたがお金持ちだったとしても。それで味をしめた現地人は、後から来る外国人に対してさらにふっかけるという悪循環になりますので・・・。
買うモノにもよるけれど、ここでは一般例な手順について述べますね。
言い値の相場を探る
初めての買い物なら、いきなり最初の店で交渉をはじめないで、最低3ヶ所くらいで最初の言い値を聞いてみましょう。ふっかけ具合も店により人により異なるので、まずは「言い値の相場」を探るんです。まったく同じものでないと正しい比較にはならないけれど、似たようなものの大体の目安がわかればOKです。
交渉相手を選ぶ
最初の言い値で相場の何倍もふっかけてくるような店(人)は無視することです。始まりが高ければ交渉も大変だし、結果的に安くもならないはずです。それ以前に、限りなく善良でない人だと思われるので、関わらない方が身のためです。最初の言い値が比較的安い店なら良心的で交渉もラクだと思われるので、そういう店から攻めます。
交渉を始める
まずは、言い値の4〜5割あたりから切り出してみます。そして、これを切り出したときの相手の反応をよく見ます。その値段が相手にとってあまりにも安すぎる場合は交渉に乗ってこないでしょうし、そうでなければ次の値段を提示してくるはずです。でも、その場合はまだまだ下がる余地があるということなので、2度目の言い値で決めてはいけません。
※「安くしてよ」「まけてよ」などの言葉はできた方がいいけれど、できなくても希望の値段を数字で言えばOKです。数字を言うことができなければ数字を書いて見せればいいし、電卓を使うという手もあります。
交渉中の態度
どうしても欲しい!というような素振りをみせると、相手もそこにつけ込んで高値で売ろうとします。交渉するからには欲しいわけなんだけど、そこはなるべく素っ気なく、まけてくれないなら他をあたるだけだから〜という態度で接しましょう。
交渉の詰め
相手はだんだんと安い値を提示し、こちらはだんだんと高い値を提示して、3-4回交渉を重ねると最初の言い値の6〜7割くらいになり、そのあたりで折り合いがつくんじゃないかと思います。なかなか折り合いがつかなくてもう一押ししたい場合には、高いからやーめた!って感じでその場を立ち去ろうとすると、引き止められて最終価格を提示されるかもしれません。そこで引き止められなければ、もうそれ以上安くなることはないでしょう。
まとめ
値引き交渉は心理戦です。相手の力量をはかると同時に、自分を悟られないこと。力量の小さい方、心理的な弱さ、本心を見抜かれた方が負けです。
かけひきは楽しくもあるけれど、かなりのエネルギーを消耗するので、朝・昼・晩と毎日続くとわずらわしくなってくるかもしれません。たかが数十円数百円の値引きのために何十分も交渉するのはばかげてる、と考える人もいます。でも、まったく同じモノを他の人より何倍も高く買わされるのは、決して気分の良いものじゃないですよね?
結局、自分の中でどう折り合いをつけるか・・・でしょうね。 |