バンコク・ドンムアン空港にて
【出発当日5】
そうこうしているうちに、飛行機はあっと言う間にバンコク・ドンムアン空港に到着してしまった。
「おいおい、まだ心の準備ができてないよ!」と叫びたかったが、そうも言っていられないので、まわりの乗客たちの流れに従って降機し、入国審査へと進んだ。
幸い何事もなくスムーズに入国審査を通過し、預け荷物もなかったので他の乗客たちよりも一足先に広い到着ロビーに出た。
熱帯特有の暑くねっとりとした空気が私を包み込み・・・なんてことは全然なくて、まだ空港内だからエアコンがよく効いていた。
どっちへ行ったらいいかわからずにキョロキョロしていると、待ってましたとばかりに男が英語?で声を掛けてきた。
「ж▼Ш○П□!!Я■△・・・??」
は?何を言っているのかまったくわからない。
近くのカウンターへ連れて行かれ、さらにまくしたてられた。何か手続きをしなければいけないような雰囲気だ。
何の手続きかがわからず、しかも後から出てきた他の乗客たちはどんどんどこかへ行ってしまう。何故に自分だけが捕まってここで手続きをするのか?何かマズイことでもしたのか?と理解に苦しんだ。
必死の思いで、真剣に彼らの説明に耳を傾けているうちに、言葉がわからないなりにもようやくホテル予約の“勧誘”であるらしいことに気が付いた。
なんだ・・・それならそうと早く言ってくれよ!(ずっと言ってると思うけど) 必要ないから。
私がものすごく真剣に話を聞いているから、これは脈アリと思って一生懸命売り込んでいたのだろう。
気の毒なことしたな・・・とは思いつつもホテルを予約する気はまったくなかったので、足早にそこを立ち去った。これで一連の手続き?からは解放され、晴れて自由の身となったわけだ。
さあ、いよいよここからは未知の領域へと足を踏み出さなければならないぞ。
しかし空港の外は闇に包まれていた。深夜の到着だったのだ。
さすがに見知らぬ土地で深夜に出歩くほど無鉄砲ではなかったので、おとなしく空港ビル内で夜明けを待つことにした。
まだ見ぬバンコクの喧騒に想いを馳せながら・・・。
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2005年05月13日 17:20
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