ナスカのミステリーツアー
【51日目3】 ペルー・ナスカ
セスナでの地上絵遊覧を終え、一旦宿に戻った。
宿は軽食屋も兼ねていて、店先にはメニューが張り出されている。
メニューの中には「JUGO DE NARANJA」なる奇妙なものがあり、ナランジャってなんじゃらほい・・・と一人考えていると、宿の主人が
「フーゴ・デ・ナランハ、飲むかい?」
と聞いてきた。
へえ、ナランジャじゃなくてナランハって読むのか。面白い発音だな。一体どんな変わった飲み物なんだろう? というわけで注文。
すると運ばれてきたのは・・・なんと単なるオレンジ・ジュース。
ナランハとはオレンジのことで、フーゴとはジュースのことだと理解した。これでまたひとつ賢くなった。
さて、午後からは○○ツアーに参加するのだが、実は何のツアーなのかまったく知らない。もちろん説明は受けたのだが、言葉がわからないので。
もともとそんなツアーには興味もなかったし、セスナの遊覧飛行とセットで勝手に付いてきただけなのだ。
セスナで同席した現地人の親子?と共にオンボロ車に乗り込み、いざ、ミステリーツアーへ出発。
ナスカ周辺はほとんど砂漠ばかりの不毛な土地。こんな何もなさげなところに、地上絵以外に一体何があるというのか?
走ること数十分。一同、砂漠に到着。
なんだよ砂漠かよ。まあ、砂漠ってのもじっくり見たことなかったし、これはこれで良い体験に・・・と思ったら、何やら地面に書いてある。それも絵文字ならぬ“骨”文字で。
「Bienvenido!」(いらっしゃいませ!)
それらはまぎれもなく“人骨”そのもので、周辺には何体もの本物の“ミイラ”がやや不自然なポーズで配置されていた。
そう、これは砂漠ツアーなどではなく“お墓ツアー”だったのだ。
不自然さに満ちた演出の数々に自然と笑みがこぼれてしまったが、ここは笑うべきシチュエーションなのだろうか?
多くの遺体を前にして不謹慎な気もしたが、そもそもこの演出自体が不謹慎極まりないというべきではないのか。
見世物にされているミイラも憐れだが、「いらっしゃいませ!」などに使用されてしまったのは一体どこの馬の骨・・・いや、どなたのお骨なのか。
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2006年03月10日 10:48
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