グランドキャニオンの谷底へ
【73日目1】 アメリカ・アイオワ州-アリゾナ州
赤茶色の地層のグラデーションに、雲ひとつ無い真っ青な空。
雑誌か何かで写真をみたことはあったが、実物は圧倒的なスケールで、自分の存在のちっぽけさを思わずにはいられなかった。
まさに、広大無辺の大渓谷。
渓谷の中に吸い込まれてゆくように、フラフラと谷を下りていった。
道も比較的整っており、軽い気持ちで下り始めたのだが・・・行けども行けども“底”が見えない。
途中、何人もの旅行者とすれ違うので、到達すべき何かはきっとあるはずだ(事前に何も調べていないので何も知らなかった)。
2時間近くも歩いた頃だろうか。少し開けた場所に出た。
「喉が乾いたな・・・」
と、この時点で気付いたのだが、計画もなしに突然下り始めたため、私は水も食料も何も持っていなかった。もちろん周囲には店などない。大自然の中なのだ。
もしかして、それなりの重装備で来るべき場所だったのだろうか?
もし、この先も何もないとしたら?
それ以前に、もう午後も遅いというのにこんなところで日が暮れてしまったらどうするんだ?
そういえば、所々に積雪があったっけ。夜はさぞかし冷え込むだろうな。
・・・これは早く引き返さないと・・・死ぬぞ!
というわけで、急遽引き返すことに。
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2006年07月07日 11:03
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