ジャングル奥地でのさらなる負傷
【55日目2】 ペルー・イキトス
ピラニアに襲われて・・・ではなくて、情けなくもナマズに刺されて右手中指を負傷した数時間後のこと。
夕食の時間までとくにやることもないので、宿の周辺をひとり散策。
あたりには竹のようなものが繁っていて、その竹を見ていたら、ふと閃いた。
日本から持って来るのを忘れてずっと欲しいと思っていた“あるモノ”を、この竹を利用して自分で作ろうと思ったのだ。
落ちていた竹を拾って部屋に持ち帰り、アーミーナイフで削り始めた。
スイス製の本物のアーミーナイフは、さすがに切れ味抜群。
そして竹の表面は非常に滑りやすく・・・
シュパッ!と滑った拍子に勢いよく左手人差し指の先端をえぐってしまった。
出血は思ったほどひどくはなかったものの、傷はかなり深く、まるで魚の“エラ”のような状態になってしまっている。
何よりマズイのは、ここがジャングルの奥地だということだ。
手持ちの薬は何もないし、右手の負傷を訴えても何も出てこなかったところをみると、宿にもきっと何もないのだろう。
つい先ほど右手の負傷を訴えたばかりでバツがわるかったが、またもやガイドに助けを求めた。
やはり薬はなかったが、ガイドもこの傷の深さはすがにマズイと思ったのだろう、機転をきかせてアルコールランプのアルコールに傷口をひたして消毒し、シーツの切れ端を包帯がわりに巻きつけてくれた。
ありがとう。これでしばらくは大丈夫そうだ・・・。
その後夕食をとり、部屋に戻ってしばらくすると、(それまでも決して良くはなかったのだが)今度はお腹の具合がヤバくなってきた。
両手から血を流し、さらに追い討ちをかけるかのようなひどい下痢。しかもここは薬も何もない未開の地。
「泣き面に蜂」とは、まさにこのことだ。
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2006年05月12日 11:44
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